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韓国の何でも屋
韓国の何でも屋を描いた画集である。懐かしさを覚える店であり、近代的なスーパーなどに取って替わられ、姿を消しつつある。
日本で言えば昭和文化になるだろうか。しかし、昭和文化は、ただただ懐かしむばかりである。どうしてもセピア色になってしまう。これに対して本書は鮮やかである。懐かしむだけの存在ではない。
店の周囲には必ずと言っていいほど大きな樹木がある。この点は日本の昭和の小さな店舗の典型ではない。日本はもっと建物が密集している。緩やかさを感じる。
田舎な雰囲気であるが、消費生活を送るための店舗である。韓国は田舎も都市的な水準が昔からあったのだろうか。のんびりしながらも、物の便利さがある。
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【2019/05/24 16:59 】 | 林田力wiki | 有り難いご意見(0)
不沈戦艦紀伊
不沈戦艦紀伊は太平洋戦争の架空戦記。日本海軍が大艦巨砲主義を推進したイフを描く。日本海軍は大艦巨砲主義に固執して敗北されたとする見方が一般である。これに本書は真っ向から対立する視点を提供するが、旧海軍の正当化ではない。紀伊は日本海軍が軽視していたダメージコントロールをしっかりしている。海軍では大艦巨砲と航空主兵が対立したが、どちらも攻撃偏重という点では同じであった。
また、戦術でも敵補給艦隊を狙うなど艦隊決戦思想に固執していない。
【2019/05/24 12:37 】 | 林田力wiki | 有り難いご意見(0)
アルキメデスの大戦3巻
アルキメデスの大戦3巻は大型戦艦建造の議論の続きである。数学の天才が数学を駆使して海軍を変えていく物語である。主人公が数学の天才であることは確かであるが、むしろ文系的な正義感を感じられる。権限はなくても、真実を明らかにする責務はあると言う。官僚とは大違いである。また、歴史を紐解き、大型建造物の建造に注力した国は滅びると主張する。ここには歴史の素養がある。逆に主人公が数学の天才であるだけならば官僚機構に利用されるだけで終わってしまったのではないだろうか。
しかし、前例踏襲の官僚的な論理が通ってしまう。そこからさらに安全性の問題を突いて逆転する。安全性の問題を見つけたところは、数学の天才ならではである。しかし、僅かな確率で起きる危険を問題として指摘する倫理感は数学の天才というだけでは生まれないだろう。
【2019/05/23 19:05 】 | 林田力wiki | 有り難いご意見(0)
とんこう
とんこう文書を題材にした歴史小説。映画化された。
主人公は宋の科挙受験生。西域の新興国家の西夏に惹かれ、旅に出る。西夏が主要舞台であり、主人公も西夏軍に長く属していたが、物語は漢人視点である。西域趣味を持っていても漢人の視点である。西夏人主体ならば別の視点になるだろう。この点は中国中心の昭和の歴史観を感じる。21世紀ならばもっと西夏人中心になりそうである。逆に太公望が異民族だったり、秦が西域の国だったりと中国史を異民族の影響で捉える作品が出てきている。
【2019/05/20 21:21 】 | 林田力wiki | 有り難いご意見(0)
龍狼伝4巻
曹仁が大軍を率いて劉備を攻める。曹操の一族の武将というイメージが強いが、本作品では智将の位置付けである。本来は軍師の司馬仲達が格闘家になっているので、代わりに頭脳派になったのか。
曹仁は三国志演義などでは孔明らの引き立て役にさせられがちである。それは本作品でも変わらないが、知恵者らしさを見せている。
曹操軍のヒーロー許楮が登場する。敵ながら、公正な人物に描かれる。このような卑怯を嫌うキャラクターは好きである。
【2019/05/20 20:29 】 | 林田力wiki | 有り難いご意見(0)
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