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アルキメデスの大戦3巻
アルキメデスの大戦3巻は大型戦艦建造の議論の続きである。数学の天才が数学を駆使して海軍を変えていく物語である。主人公が数学の天才であることは確かであるが、むしろ文系的な正義感を感じられる。権限はなくても、真実を明らかにする責務はあると言う。官僚とは大違いである。また、歴史を紐解き、大型建造物の建造に注力した国は滅びると主張する。ここには歴史の素養がある。逆に主人公が数学の天才であるだけならば官僚機構に利用されるだけで終わってしまったのではないだろうか。
しかし、前例踏襲の官僚的な論理が通ってしまう。そこからさらに安全性の問題を突いて逆転する。安全性の問題を見つけたところは、数学の天才ならではである。しかし、僅かな確率で起きる危険を問題として指摘する倫理感は数学の天才というだけでは生まれないだろう。
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【2019/05/23 19:05 】 | 林田力wiki | 有り難いご意見(0)
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