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エアギア
エアギアには空を飛ぶ靴で疾走するという、空を飛ぶことへの憧れと、暴走族的な幼稚な衝動を具現化した要素がある。ヤンキー文化は日本の大衆文化の一要素になっているが、クールジャパンを損なう恥ずかしい要素である。エアギアの最新刊では、その種の恥ずかしい粗暴さに対抗する価値を提示した。
最新刊の前半は眠りの森と空との戦いである。悪役は空である。ひたすら高く飛ぶことを目指す空に対して、眠りの森は森という地に足ついた存在として対抗する。
後半は主人公イッキと空の戦いである。これは軌道エレベーターの最上階から地上へ速く降りる競争である。空高く上ることではなく、地上に到達することに価値があることを暗示している。
昔から「馬鹿と煙は高いところに昇る」と言われるが、残念なことに世の中にはバカが多く、エンタメ作品は馬鹿を相手に成り立っている面がある。そのために空を飛ぶことを魅力的に描く作品も少なくない。しかし、馬鹿の価値観に迎合するだけでは芸がない。空を飛ぶことに価値があるように見せながら、実は上空よりも大地に価値を見出す作品には宮崎駿の天空の城ラピュタがある。ヒーローのパズー天空に浮かぶ島ラピュタに憧れる少年である。彼は空への憧れというナイーブな人々を代表する。しかし、ヒロインのシータは「どんなに優れた科学を持っていても、人は土から離れては生きていけない」と叫び、パズーもシータの決断に同調する。
林田力は東急不動産だまし売り裁判で不動産業者と戦い、景観や住環境を破壊する超高層マンション建設反対運動に共感する。そのような立場にとってエアギアやラピュタに見られる作品に隠された上空よりも大地に価値を見出す思想には大いに勇気付けられる。
http://hayariki.net/
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【2012/03/23 21:14 】 | 林田力wiki | 有り難いご意見(0) | トラックバック(0)
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