忍者ブログ
ラットランナーズ
#小説 #書評 #レビュー #新刊
『ラットランナーズ』は未来のロンドンを舞台にした小説である。犯罪やテロの抑止を名目として高度な監視社会になっている。ディストピアである。
一般にディストピアはユートピアの裏返しである。思想においてユートピアと紙一重なところがある。高度な全体主義体制は個人の自由や多様性を犠牲にするが、たとえば飢える人がいないなど評価できる要素もない訳ではない。これに対して本書の社会では犯罪組織がばっこするなど全体主義的ユートピアとは言い難い。治安さえも監視の徹底によって犯罪は抑止されているが、そのために刑事は削減され、殺人事件の捜査も十分にできない状態である。監視社会という面だけが突出した社会である。
PR
【2015/05/22 20:53 】 | 林田力wiki | 有り難いご意見(0)
<<東急不動産だまし売り裁判CM | ホーム | スリジエセンター>>
有り難いご意見
貴重なご意見の投稿














<<前ページ | ホーム | 次ページ>>