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宇宙船ビーグル号の冒険
#書評 #小説 #SF
『宇宙船ビーグル号の冒険』は二十世紀半ばのSF小説の古典である。人類未踏の宇宙を探索する科学者らの宇宙船の旅を描く。宇宙船は想像を越えた宇宙生命体と遭遇し、人類は科学を駆使して立ち向かう。
本書は別々に発表された複数の話をまとめている。オムニバス的な作品であるが、最初と最後ではトーンが変わっている。最初は個体としては人間を超越している宇宙怪物を各分野に秀でた人類が協力して打ち倒すチームプレーの要素が強かった。ところが、後半に進むにつれて一個人の超人的な活躍で解決する要素が強まる。
ここは好き嫌いが分かれるだろう。私は前者に文明の力が怪物を倒すというリアリティーを感じる。一方で小説という作品には個を強調する性質がある。個人の孤独な闘いも好きであるが、本書の最後の話では他人を道具のように用いており、好きになれない。終わり良ければ全て良しや結果オーライは過程を無視しており、美しくない。
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【2017/08/31 17:54 】 | 林田力wiki | 有り難いご意見(0)
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