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戦後思想の再審判
『戦後思想の再審判』は戦後思想家を取り上げた書籍である。戦後レジームの打破を掲げる人物が首相となっている中でスリリングな問題設定である。私は通俗的な所謂戦後思想が今日的な問題状況に対応できず、打破の方向性には議論があるとしても戦後レジームを打破することには価値があると感じている。しかし、本書を読めば戦後思想の中に所謂戦後思想に問題提起する思想が存在していたことが理解できる。
本書の戦後思想家には所謂戦後思想から批判された人もいるし、所謂戦後思想に違和感を表明した人もいる。このような人々の思想が戦後思想の中で深まっていれば、今ほど戦後思想が叩かれることもなかっただろう。審判されるべきは本書で書かれた戦後思想家以上に所謂戦後思想ではないか。
その上で感じたことであるが、戦後思想に欠けていたものとして、1940年体制への批判的視点がある。ムラ社会的な日本社会の後進性への批判はあるが、官僚支配、官僚主導への問題意識は乏しい。
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【2016/01/05 19:19 】 | 林田力wiki | 有り難いご意見(0)
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