忍者ブログ
林田力・葛飾憲法集会レビュー
林田力・葛飾憲法集会レビュー。著者の日本人論は賛同できる。日本人は進んだ西欧、いち早く近代化した日本、遅れた中国と、西欧と中国を対極に見る傾向がある。しかし、実際は西欧と中国の価値観は似ており、日本の特異性が顕著である。但し、中国と西欧の共通点は公共心よりも個人主義になると考える。個人主義と真の意味の公共心は裏表の関係であり、講師の指摘も誤りではないが、個人主義の脆弱な日本人に公共心を説くことは、そのような趣旨ではないとしても、お上への従属を進めることにしかならないのではないか。

講師の米国悪玉・中国ロシア善玉論に基づいた日中露協力関係は、あまり賛成できない。集会で質問したようにウクライナでロシアがしていることは拡張主義にしか見えない。クリミアをウクライナ領にしたのがフルシチョフの思い付きで根拠のないものとしても、それ以前にクリミアがロシア領であったこと自体がロシアの長年の拡張主義の結果である。
講師のアメリカ批判は賛同できる面が多い。現在の日本外交がアメリカ従属一辺倒で属国化の道を進んでいる以上、アメリカ離れが望ましい方向性になる。だからと言って日米同盟を抜けて中国・ロシアブロックに入るならば冷戦思考そのものである。アメリカ善玉、中露悪玉の冷戦思考に振り回されたくないが、その逆にも振り回されたくない。日本は米中露等距離外交を目指すべきだろう。
中露善玉論に対しては集会参加者の非同意が多かった。実は講師のような主張はインターネット上では珍しいものではない。むしろネット左翼の共通認識と言ってよい。ウクライナ問題でもロシアに都合の悪い報道は欧米メディアのプロパガンダとする陰謀論が幅を利かせている。集会の雰囲気からネット世論は現実の世論とまだまだギャップがあると再確認した。
PR
【2014/08/13 07:55 】 | 林田力wiki | 有り難いご意見(0)
<<林田力・江東区越中島トラック | ホーム | 葛飾憲法集会>>
有り難いご意見
貴重なご意見の投稿














<<前ページ | ホーム | 次ページ>>