忍者ブログ
江東区の基金問題
江東区政の争点の一つは基金問題である。基金の残高は増え続ける一方である。江東区の基金残高が23区の中で大きい方であることは客観的な事実である。これについて是か非かという問題である。批判する立場は基金を取り崩して区民の暮らしのために支出すべきとなる。
私は無駄な支出、有害な支出をカットして、区民の暮らしに役立つ分野に支出することには大賛成である。たとえば住環境を破壊し、土建利権を延命させ、建築不動産業の市場競争力を損なわせる公共事業を切り捨て、住民の生活に直結する分野に支出する。この立場から「コンクリートから人へ」を支持した。
これは誠実な姿勢である。福祉の充実など耳障りの良いことだけを言い、財源の手当てに触れない主張よりも好感が持てる。現実政治には、あれもこれもばかりではなく、あれかこれかのトレードオフも求められる。全体のパイを大きくして皆満足という右肩上がりの発想は過去の異物である。
これに対して基金そのものを悪玉視するような論理はどうかという論点がある。然々の名目で積み立てられた基金は無駄なので、別のことに使うべきという主張ならば問題ない。これに対して単に基金が積み上がっていることを問題視することの是非である。
基金は家計に置き換えると貯金と説明される。年収二千万円弱の世帯が一千万円の預金を持つことは、それほど過大とは思えない。分譲マンション管理組合で言えば、修繕積立会計に相当する。ある時期において修繕積立金が増える一方であることは、将来の大規模修繕に備えて必要なことである。
PR
【2015/04/07 17:41 】 | 林田力wiki | 有り難いご意見(0)
<<東急バス騒音批判 | ホーム | 林田力・現代欧米ミステリー書評>>
有り難いご意見
貴重なご意見の投稿














<<前ページ | ホーム | 次ページ>>