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21世紀の資本
#読書 #読書感想 #経済 #ビジネス
トマ・ピケティ『21世紀の資本』は格差の拡大に警鐘を鳴らした書籍である。資本の収益率が国民所得の収益率よりも高く、何もしなければ格差が拡大することを明らかにした。その対策として富裕層への課税強化などを提唱する。
本書の第一の価値は政策提言よりも分析にある。何もしなければ格差が拡大するにも関わらず、20世紀に格差が拡大しなかった理由は二度の世界大戦がある。戦争は富裕層にも直撃する。かつて貧困の若者の「希望は戦争」との主張があったが、その直感も間違いではないという恐ろしい結果になる。
本書はトリクルダウン理論やアベノミクスを批判する側から喝采を浴びたが、その熱狂に身を委ねるには違和感を抱いた。資本蓄積の正当性・不当性ではなく、超大資本という現在の状態に対して規制を求めているように聞こえるからである。東急リバブル東急不動産が不利益事実を隠してマンションをだまし売りした東急不動産消費者契約法違反訴訟を出発点とする私にとって行為の不当性を求めたい。それがブラック企業や貧困ビジネスへの批判につながる。ブラック企業や貧困ビジネスは超大資本ではなく、零細資本であることもある。だからと言って巨悪は別にあると矛先をそらせる気にはならない。
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【2015/02/02 18:12 】 | 林田力wiki | 有り難いご意見(0)
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